見 学 会 |
往還塾では、随時見学会を実施して、歴史を感覚的にあるいは体験的に理解すると同時に塾員の親睦をはかっています。この 4月21日(日)には、桂川の西岸に祀られる松尾大社の神幸祭を見学しました。 この松尾祭では、六基の神輿が桂川を船で渡ります。春風がそよぎ、水の温む桂川を渡る神輿の姿は、のどかでかつ雄壮、いかにも初夏の京都らしい祭礼です。 あいにくの小雨で、神輿にはビニールの覆いがかけられ、はなやかさという面では、いまひとつでしたが、神輿が川を渡り、大勢の氏子に舁かれるさまは、いつみても心踊ります。 |
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松尾祭 松尾社は、京都市街部からみると桂川の対岸にありますが、平安京以来、その中心的な奉仕者(氏子)は市街部側の西七条を中心とした地域でした。そのために、神輿に神を乗せて、桂川を渡し、市中の旅所に迎えるのです。これを「お出で祭り」といいます。そうして複数の旅所に祀られた神輿は、約一ヶ月後に再び本社に帰って行きます。これを「お帰り祭り」とよんでいます。 |
松尾祭の見どころ 京都三大祭というのは、葵祭・時代祭・祇園祭ですが、葵祭は朝廷の祭り、時代祭は明治になってできた平安神宮の祭り、祇園祭のみが四条烏丸近辺の地域の祭りです。 松尾祭もそうした地域の祭りで、西七条(旧平安京の右京七条辺)を中心としています。 祇園祭はすっかり観光化されてしまって、地元の祭の意味が見えずらくなっています。それに比べると松尾祭は、観光化されておらず、京都の地域との関係がよくわかる祭礼です。この祭りを見学して、京都の都市民と祭礼の関係を考えます。 |
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